熱海渚再開発問題!”再考”へ

明日の
「本会議」(熱海市議会)初日を前に、
今朝は、
午前10時から、
熱海市役所5階会議室において、
市議会代表者による、
議会運営懇談会が開催された。
議会改革案については、
各会派から意見書が提出されており、
この日は、
それらに基づき、
「本会議」運営に関して
特に、
議員代表質問の
割り当て時間について、
集中した意見交換が行われ、
結果、
爽心会代表から、
新人議員の初登壇ということで、
一人35分の枠内での、
質疑内容をまとめている。
との、
見解に沿った形で、
6月定例会での、
質問時間延長案は見送られた。
小生の立場としては、
せめて”10分”だけでも時間延長をと、
期待したのだが、
35分の制限時間内で、
質疑内容の無駄を
極力削ぎ落として壇上に立つのも、
勉強となるので、
今回は全体の意見に従う。
この後、
午前11時から、
同じく市庁舎5階
”議長応接室”において、
「各会派代表者会議」が
引き続き開催された。
この
「代表者会議」については、
前日、
副市長より連絡が入り、
ー明日、お計りしたいことがあるーと
だけ聞いただけで、
了承していたので、
内容についての確認はしていなかったのだが、
会議の冒頭、
齊藤市長は、
ー渚再開発計画について、
”北地区再開発”は外せない事業だが、
現行プランでの実施については、
再考せざるを得ないー
1、厳しい財政上の問題。
2、熱海市が拠出する”6億円”確保は、
  起債発行が認められないこともあり困難。
3、市民の賛同が得られない。
 (891名の反対、反対陳情書多数)よ、
再考せざるを得ない理由を挙げ、
今度の土曜日に行われる、
「再開発準備委員会」で、
再考延長の方向性を示したいが、
代表者議員の意見を求めたい。
と、切り出した。
それに応え、
各派代表者からは、
「事前報告がなされていない」
「議会軽視ではないか」
「開発事業での市長の裁量権は」など等、
独断専行型との見方のもと、
各代表者からかなりテンションの高い、
意見が飛び出した。
  (画像は2年前の熱海市内。写真と本文の脈絡はありません)
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現行プランでは、
市街地再開発計画に基づき、
都市計画審議会に諮ったうえで、
国・県・市の補助金総額18億円が見積もられ、
市負担金6億円が
算出されており、
今年4月、
”市街地再開発・調査計画”内示を受け、
準備委員会から
「組合」結成に進める準備段階をむかえ、
このまま行けば、
調査委託費”7,800万円”を求める議案が、
9月議会に
上程される見通しだったようだ。
ただ、
この再開発計画は、
当初から準備委員会を中心に推進され、
大手ゼネコンからの
調査準備費約”8,000万円”の使途について、
不透明な部分も指摘されており、
市民には、
この計画自体の全体像が、
いまひとつ理解されていないもの事実で、
小生は
”再考”には基本的に賛成だが、
熱海全体の
経済的地盤沈下に、
歯止めのかからない現状において、 
街の中心の、再開発は、
方向性によっては、
熱海再生を祈る
「市民」にとって、
雇用や事業創出への光明となるだけに、
齊藤市長の
先見性と判断力が問われる
重要な案件でもあり、
苦渋の選択となるのは、
想像に難くないが、
小生は先ず、
当局が関わってきた、
これまでの経緯や今後の見通し等、
事情を知らない
新人議員さんへの配慮も込め、
書類にして配布した上での、
意見交換とするのが、
基本ではないのかと、
今日の
「代表者会議」招集案件に対する
当局側の手続き不備を
質させて頂いた。
結局、
当局側の意図するところが理解されず、
物別れに終わったのだが、
問題提起されたことには、
大いに意義のある会議だった。
今日の様子から、
小生は、
16日(土)に予定されていた、
齊藤市長による、
”準備委員会”に対する、
「再考」提示は
見送られるものと想定している。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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