議員定数2名削減決定か!!

熱海市議会(21名)の
”議員定数削減”が、
俄かに実現性を帯びてきた。
今朝の地元紙のトップは、
民主・市民クラブ議員団と
公明党に所属する議員による、
市議会議員定数削減を求める、
議案提案を
稲村議長に提出したニュースだった。
これに先立ち、
小生が所属する「熱海会」でも、
新聞発表には至っていなかったものの、
高橋政調会長から、
低迷する”観光地熱海”の現状は、
少子高齢化による人口減少や、
全国的な景気の不況に伴う税収の落ち込み、
三位一体改革の影響等が重なり、
財政難に陥っており、
現在の定数21人から、
2人減の”19人”に削減することが提案され、
全会一致で、
合意書にサインをしていた。
 (今日23日記者発表後議長提出)
これで、
12日付のブログでも予見したとおりの、
展開となってきたのだが、
振り返ると、
昨年12月議会では、
小生と民主・市民クラブ議員団から、
定数削減を求める意見を、
議会運営委員会に提示し意見を求めたものの、
各会派代表からは、
時期尚早として、
反対多数で退けられていたのだが、
ここにきて「公明党」の翻意によって、
議員定数削減案は、
小生がブログで指摘したとおり、
3月定例会開催中の条例制定にむけ
一気に現実味を帯びてきた。
三位一体改革、
地方への財源委譲等、
前小泉政権による構造改革により、
地方議員のあり方に、
テレビ・雑誌のメディアが
スポットを当てるようになり、
様々な”税金使途のムダ”や議員の資質について、
徹底チェックされるようになり、
全国的に地方自治体議員への風当たりは強く、
熱海市でも、
4月の地方統一選立候補の
市民に対する踏み絵として、
”議員定数削減”は必須公約であり、
当選へ向けた
絶対条件となっている。
さて、
熱海会の議員定数2名削減の、
発議案が議長に提出される直前の、
午後1時から、
熱海市役所5階第一会議室において、
「広域行政推進特別委員会」が開催された。
平成19年度一般会計予算、
駿豆地区広域市町村圏協議会の変更、
熱海市・湯河原町による、
し尿処理施設先進地視察の
結果報告などについて審議が重ねられた。
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し尿処理施設に関しては、
各議員から意見が相次ぎ、
当局からは、
設置場所が決まらない理由として、
地権者との間で4回ほど交渉しているが、
・水道の問題、
・道路拡幅の問題、
・設置予定地(アグリパーク)への投資金額との
 兼ね合い等が壁になっているとの説明があった。
また、
中部横断道路線道路改良工事について、
委員の一人から、
伊東市との間の、
広域行政推進が破棄されたことで、
道路建設の目的が、
”水泡に帰す”公算が強くなった。
伊東市サイドから、
中部横断道路を結ぶ工事は行われておらず、
また初期の目的である、
”長浜海水浴場”周辺を含む、
国道135号線の渋滞緩和という大前提での、
補助金事業が、
いつの間にか「上多賀工区」をすっ飛ばして、
”第5工区”へ変更となったことへの、
不可解で不透明な事業に対する意見が飛び出し、
打ち切りと補償金返還についても、
当局の意見を求めた。
歳出カットの大前提を前に、
議員定数削減、
無駄な公共事業の凍結・中止など、
3月定例会は、
前例に無い激しい論戦が期待できそうであり、
多くの市民の傍聴を期待したい。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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