「DR喜多」の健康手帳

今、朝の5時35分。
テレビでは、
アメリカの中間選挙結果で、
”ラムズフェルド”国防長官辞任の
ニュースが流れていた。
早起きしたのは、
毎年秋恒例の、
来宮神社”奉賛会”による、
伊勢神宮参拝が、
今日から一泊二日の予定で、
午前6時30分に神社前を出発するからである。
例年であれば、
平石啓三郎氏(関東警備保障社長)と、
肩を並べてのバス旅行となるのだが、
仕事の関係で不参加となり、
一抹の寂しさを禁じえないのだが、
それでも今年は、
厄を払った連中が
”11人”参加の予定ということで
今までにはない、
親睦旅行となることを期待しつつ、
眠い目を擦りながら、
PCを開いている。
さて、この旅行期間中は、
「DR喜多」にご登場願うのだが、
小生、
今年春の奉賛会旅行では、
飲んでは寝、起きては”呑み”を繰り返し、
ど~も、”睡魔せん”の
世界を楽しんだのだが、
今回は一転して、
アルコールの入らない参拝となる。
断酒は今尚”継続中”で、
一昨日受け取った”血液検査”の結果表では、
あらゆる数値に、
”飲まない”効果が表れていた。
例えば
「血圧」に関しては、
測定値の上が160以上、
下が95以上だと高血圧とされ、
高血圧で異常があると、
慢性腎炎、甲状腺機能亢進症などが疑われ、
脳卒中、心臓病、腎臓病などの、
成人病の原因になり、
最大血圧(140mm.Hg)以下、
最小血圧(90mm.Hg)以下が、
正常値といわれ、
小生の場合、最新の測定値では、
上が(130mm.Hg)下が(80mm.Hg)と、
先月と比較して、
上で(20mm.Hg)下で(10mmHg)も下がったのである。
また
血液検査の結果表を受け取った
その日の午後、
「国際医療福祉大学附属熱海病院」へ、
ある知り合いの女性を見舞った。
乳癌ということだが、
”執刀”したのが外科の名医”ということもあり、
本人をはじめ関係者も安心しての、
療養ということで、
早期退院が期待されるのだが、
さて、ガンといえば、
DR喜多はこう言う。
日本でのがん告知は、
今から約30年以上前の日本では、
がん患者に対して、
助かる見込みのない場合に、
がんを告げることは、
酷なことで、
するべきではないと、
考えられていた。
他方「欧米」では、
既にその当時から、
患者の知る権利が優先され、
患者には
告げる義務がいるという理由で、
ほとんどの患者に
病名が告げられていた。
しかし日本でも、
病名が告げられるようにに、
なりつつある。
自分に残された人生を、
もっとも有意義に送るため、
家庭や職場の様々な問題を、
処理する時間を持つため、
また、
がん治療を行いやすくするため等の、
メリットが、
告知率増加の背景うにある。
告知をしなくても、
患者はうすうす
自分では気づいている場合が多く、
逆に嘘をつくことで生ずる、
医療者・家族・患者の
信頼関係の喪失は、
その後のケアにも大きな影響を与える。
       
           (DR喜多と石橋事務局長)
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最近の統計によると、
自分ががんであれば知らせて欲しい人は、
国民の七割を超えるが、
その半数は、
家族への告知には、
依然否定的である。
このことは、
そのまま日本の医師による、
がん告知の低さにつながっている。
告知を考えるとき、
自分にして欲しいことは、
他人にもするべきであり、
それは人間としての義務ではなかろうか、
医師も家族にでなく、
勇気を持って患者本人に告げるべきである。
(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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