VILLA DEL SOL(伊豆山蓬莱別館)は、
www.villa-del-sol.co.jp
熱海市伊豆山にあり、
相模湾を一望できるロケーションを誇る、
「蓬莱」
別館として、
客室7室のほか、
レストランとして市内外から、
人気を博している。
この日は、
例大祭奉幣に参加した、
貞方邦介氏(アルカサバ社長)の、
リクエストに応える形で
”お任せランチ”、
10,000円コースをリザーブした。
VILLA DEL SOL(南葵文庫)とは、
以前もご紹介したが、
パンフレットによれば、
明治32年、東京・麻布飯倉の地に、
紀州徳川公爵によって、
建てられた、
日本最初の西洋式個人図書館である。
南紀と徳川家の家紋”葵”から、
南葵文庫と名づけられた。
本館建坪は約43坪で、
一階に中廊下を通して、
南側に来客閲覧室を2室、
北側に受付や宿直室を配していた。
2階には、
頼倫公自ら詰めていたといわれる、
庫主室と会議室、
主幹室が置かれていた。
これをに煉瓦造2階の書庫が、
接続していた。
その後明治38年に、
第二書庫、
明治41年に新館が落成して
一般公開する図書館となった。
しかし関東大震災で、
東京帝国大学図書館が焼失し、
その復興の機会に、
蔵書の全てを寄贈して、
図書館としては閉鎖している。
(平石氏と佐藤徳子氏)
(中央、古谷マダムと貞方氏)
昭和8年、
本館部分は第十六代頼貞公の、
大磯邸として移築され、
玄関部分とベランダ部分を増築、
名前も、
VILLA DEL SOL (太陽の館)と、
名づけられた。
明治・大正・昭和の時代を生き抜いた、
この館を、
7年の歳月をかけて、
家具類なども当時のままに、
ほぼ完全か形で修復、復元したのが、
現在の「VILLA DEL SOL]である。
なお門扉は大正7年に、
麻布敷地内に建てられた、
南葵樂堂のもので、
大磯に移され使用されていたものである。
この日は、
丁度”マダム”が在宅で、
貞方氏や平石氏、
石井氏や佐藤徳子さんらとも旧知の仲で、
近海物の海の幸で、
アレンジした料理を楽しみながら、
”古谷マダム”の、
物静かながら”ポイント”を押さえた、
時代を射る視点で、
熱海の今後の情勢についてや、
過去に培ってきた、
”食”に関する豊富な知識、
旅館業の作法・マナーについての、
古谷ビジョンを学ばせて頂いた。
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VILLA DEL SOL
熱海市伊豆山759
電話0557(80)2020