大阪から帰った翌日(5日)、
午前10時から、
小生が所属する会派「熱海会」の、
高橋幸雄政調会長(熱海会)を座長に、
加藤則夫、梅原一美、梅史子各議員と小生の、
5議員が、
平成18年度
熱海市一般会計補正予算など、
今月13日に開会する市議会6月定例会に
上程する案件に関する
事前審議の”政調会”に臨んだ。
主な案件は、
2007年問題への調査への経費、
市制施行70周年記念行事説明と経費について、
国際医療福祉大学付属熱海病院への
赤字補填(17年分)を盛り込んだ、
18年度一般会計補正予算(第2号)、
熱海市墓地等の経営許可に関する条例、
熱海市市営住宅管理条例の一部を改正する条例、
旧NTT跡地、
庁舎等建設用地取得に関する
先決処分報告などが盛り込まれている。
まず小生は、
平成19年4月に予定されている、
「市政70周年記念行事」に関して質問、
式典にはプロ歌手のコンサートや、
歴史・伝統、文化、観光、花・緑、
生活やスポーツなど多岐にわたっての事業だが、
目玉もなく、
”後世に何ら残らない”、
”ばら撒き公共事業”でしかない、と、
突っ込んだ。
何故なら、
大多数の市民の反対を押し切り、
巨額の血税を垂れ流し、
結果、
2億4千万円余円もの赤字補填を強行した、
あの、
熱海市の単独興行、
「熱海花の博覧会」の
悪夢が過ったからである。
この事業をめぐっては、
責任の所在を追及、
当局関係者を告訴した
同僚議員と行政との民事裁判も、
継続中であり、
小生の目からは、
事業資金の大小はあっても、
9月の首長改選を視野に入れた、
公共事業関係者に対する”媚”として映ったのは、
過去の他力本願による委託事業の、
一般市民にとっての、
悲惨な結果が脳裏から離れないからである。
この関連で、
加藤則夫熱海会会長は、
事業計画案の枕詞に噛み付いた。
ー熱海市は、天与の温泉と景観美、
住む人々のおもてなしと、
市政発展への弛みない努力によって、
発展の道を歩んでまいりましたーと、
熱海の実情と月と鼈ほども乖離した、
”ノー天気”な”役人”の、
危機感薄いお座なりな”文言”に対し、
(加藤則夫議員)
(モノクロ写真は週間新潮”6月8日号グラビア特集”熱海は、今ーより転載)
6月8日発売の、
「週刊新潮」を記事を取り上げ、、
牙をむいたのである。
特集されたグラビア、
「熱海は、今ー」にはこう書かれている。
ーかつては新婚旅行、団体旅行のメッカとして、
殷賑を極めた行楽地だった。
が、昭和50年代を境に凋落が始まる。
ホテルや旅館の廃業が閉鎖が相次ぎ、
企業の保養地施設も次々と撤退。
かつての栄華をしのぶよすがもないほどの
”冷たい”熱海に”なり果てて”しまっている。
一方近年増え続けているのが
温泉つきマンションだ。
ホテルや旅館の跡地が
次々とマンションに生まれ変わり、
ここを別荘代わり利用する人が急増している。
・・・・・・・、(中略)・・
団塊の世代に、
終わりの棲み家熱海に・・、
というコンセプトだけが”熱い”・・、
これが熱海の偽らざる現状なのであるー
(週刊新潮より抜粋引用)
この他、
ー駅前商店街の薬局の店頭には、
コンドームや潤滑ゼリーがーとか、
ー唯一のストリップ劇場では、
”古びた”踊り子さんが
古典的な「花電車」を披露ーと、
”モノクロ”で映し出された、
グラビアからは”正鵠を射た”ような、
完全に熱海市を
侮辱し”コケ”にした内容となっている。
ここには、
熱海市が推進する、
”花と光とカジノ”のまちに変身し、
”2010年に向け”全市一丸となって”
「花の都」づくりにまい進している様子も、
”サンビーチライトアップ”や、
”コースタルyリゾート”等が
一行も紹介されていない。
一部市民は賛同しても、
観光立市「熱海」の評価を下すのは、
残念ながら、
偏見が強いとはいえ、
こうした”マスメディア”である。
加藤会長は、
ーこんなこと書かれていてなんとも思わないのかー
夜の8時過ぎに幹部職員は集まり、
今の熱海の現状を捉えて欲しい。
清水町のセイフー(スパー)から、熱海駅まで
何軒の店が灯りを点けているのか。
と、特集を苦々しく思いながらも、
ある反面言い当てている
内容をたてに語気荒く”突っ込んだ。
しかし、
幹部職員はそれに応えようもなく、
ただ聞き入るだけで、
熱海市の経済的惨状への危機感の薄さを、
露呈した形となった。
9月の市長選挙の前哨戦としても、
大きな意義を持つであろう、
6月定例会において、
小生はこの問題をもう少し掘り下げて
質問する予定である。