平成17年度熱海市総合防災訓練

昨日早朝咲見町、
飲食店「S]から出火した詳細が判明した。
火災概要は、
一階調理場ガス台より出火、
換気扇を焼損し、噴出した炎により、
屋外看板を溶解させた。
調理途中で、シャワーを浴びていたのが
原因と見られている。
発見者は「大田章則」さん、
「中華Sが火事です、火が見えます」と通報、
はしご車等4台と署員11人が出動した。
付近住民「桜井愛二」さんの協力により、
消火器5本にて初期消火を実施する、と
火災即時報告書に記されている。
さて、その小火騒動から約4時間後、
熱海観光港芝生広場では、
平成17年度熱海市総合防災訓練が実施された。
訓練想定は、
9月4日9時頃相模湾を震源とするマグニチュード7.0の
地震が発生、熱海市では震度6強を記録した。
この地震により市内各所で山崖崩れ、家屋の倒壊、
道路の陥没、一部地域では火災が発生し、多数の
負傷者が出ている模様。
また電気・ガス、水道及び通信施設にも
大きな被害が発生しており、
交通機関は完全にマヒ状態に陥っている。
熱海市は午前9時01分に災害対策本部を設置し、
各地域の災害情報の収集に努め、
地震災害応急対策活動を開始するとともに、
自衛隊への災害派遣要請をした。
市内各所において自主防災会、消防団、事業所の
自衛消防組織等が地域住民と一体となって、
避難誘導、中高層及び倒壊建物からの負傷者の
救出、救護、火災の延焼阻止活動を懸命に実施している。
というような想定で、
熱海市の主催のもと、
自主防災会を中心に、市民約1,700人が参加した。
      (中高層ビルから負傷者の救出を想定して訓練する熱海消防署員)
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(第1戦車大隊隊員から非常食を配給され、それをパックにする自主防婦人部
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 (陸上自衛隊災害派遣部隊の空路進出)(第1戦車大隊の災害物資搬送車両)
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             (若井明議員と牧野前熱海市議)
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     (大規模火災延焼阻止訓練。全消防力を結集し一斉放水)
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中越地震の大震災や台風災害、
今月にはアメリカのハリケーンによる
大規模災害など、
地球規模で襲ってくる悪夢の数々に、
人間は無抵抗でなす術も無い。
しかしながらこうした自主訓練を経て、
少しでも被害を食い止める
官民の連携は不可欠である。
早朝の小火騒動に直面した小生としては
参加したことで一層防災訓練の
意義を感じた次第である。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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