晴れ間なき熱海経済

観光地の雨は歓迎されない。
先週は金・土・日と降り続いた
観光客の集客で生計を立てている商売には打撃の雨だ。
「見るとこなし、遊ぶとこなし、良いとこなし」
と言われて久しい、わが町「熱海」
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                (東銀座町福島屋旅館付近)
そのフレーズ通りの熱海市内商店の景気指数が浮かび上がっている。
熱海商工会議所が昨年7月から9月に実施した「熱海市商店景況動向調査」では、
前年同期対比で事業所の66%が減少傾向だった。売り上げ増加傾向は僅かに18%だった。
業種別では特に衣料品・飲食業では80%の事業所で売り上げが減少。
減少の大きな要因は、需要の停滞と購買力の流出・減少が挙げられている。


この傾向は、業種を問わず多くの事業で見られ消費の低迷する中での市外流出の増大など、熱海市を取り巻く商業環境は益々厳しい状況下に置かれているとの分析結果が出ている。
次期(10~12月)の見通しについても、年末の繁忙期への期待も薄く、
大型店・同業他社との競争激化等による値引き販売による利益率悪化は避けられない。
個人消費が伸び悩み、市外流出と価格競争。
熱海市内での商店経営は今後益々追いつめられていくことが懸念される。
この問題は熱海市政の最優先課題として取り組んでいかなければならない問題であり、
川口市政は、昨年「熱海花の博覧会」開催による経済波及効果を36億円とも
ぶち挙げたが、どうやらつじつま合わせの責任回避の色合いを強めてきたようだ。
市内経済が疲弊し続けるなか、
熱海市職員687人中、市外通勤者が164人もの多くを数える。
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                 (熱海市役所)
市外通勤者164人の年間給与合計は96,794,000円。(見込み)
この市外流出給与から少しでも熱海市内での商品購入資金に還流させなくては、
血税を払い続ける市民に対して、顔向けが出来ないのではと思うのは小生だけだろうか。
3月議会で川口市政が問われる問題は多い。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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