起床したのが午前7時ジャスト。ホテル麗晶大酒店に宿泊しているのは、
二人。青島出身の通訳・藩建寧氏は、
実兄のマンションで寝起きしており、ホテル滞在中の朝食は2人、
午前8時にどちらかが、ホテル2階のレストランで席を確保して、
バイキングを楽しみながら、有名人を兄に持つジレンマとこれまでの
人生経験を聞き入るというのが、日課となっている。
小林旭さんは、スクリーンデビューしており、その後、
裕次郎作品、錆びたナイフ、鉄火場の風等に脇役として出演し、「さぶ」
「飢える魂」で主演に抜擢され、浅丘ルリ子さんと共演した「絶唱」で、
演技派としても開眼したが、同時に、ペギー葉山のヒット曲、
「南国土佐を後にして」の映画化で主演し国民的人気に火がついた。
劇団東童の子役から、日活を背負ってたつ人気俳優となり、映画挿入歌、
ダイナマイトが150tがレコード化され、その独特の高音がファンを魅了し、
ヒットを連発して歌謡界でも不動の地位を確立し、
裕次郎と人気を二分していった。と、レストランの窓の外に広がる
銀世界に目を細めながら、記憶の一遍を語った。話は部屋に戻り、自身に及んだ。
裏面史についても及び、小生の興味をガッチリ掴んで離さない。
おっと、藩氏が部屋に入って来た。ウイハン市から、
趙岳氏(合展動画社長)が石森アニメのストーリー案(原文と翻訳)を
受け取るため、青島駅に10時55分に到着するということだが、
積雪のため、若干の時間のズレはあるとの報告だった。