今月6日、あの「ドクター中松」氏が、
35年間、自分の食事撮影してきたことで、
人を笑わせる研究で科学への関心を
高めた功績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の
栄養学賞に、選ばれ米ハーバード大学で
授賞式が行われたことが報道で大きく取り上げられた。
共同通信によれば、
授賞理由は、35年間にわたり
自分が食べたすべての食事を撮影し、
食べ物が頭の働きや体調に与える
影響を分析したというもの。
「イグ・ノーベル賞」はハーバード大系の
パロディー科学誌が「人々を笑わせ、そして考えさせる」
研究に対して贈呈する毎年恒例のイベント。
医学、物理学、平和などの賞があり、
賞の贈呈役は本物のノーベル賞受賞者らが務めるそうだ。
ドクター中松氏こと「中松義郎博士」との
面識は古く、国会タイムズ時代に知り合っている。
最近では、貞方邦介氏(アルカサバ社長)の
出版記念パーティでお会いし、小生のブログにも登場している。
今回の受賞の後、
10月28日(金)7時から開催される、
受賞祝賀会の案内も届いている。
さて小生はこのドクターがご自分の食事を
キャメラに収めている、
貴重な写真を所持している。
それがこの写真である。
これは平成9年3月8日のことでした。
国会タイム時主催のフォーラムが、
旧「つるやホテル」で開催されたときのショット。
写真は、小生と河合浩道氏(桃山荘代表)
めったに笑わないドクターが笑っている写真。
この日集まった主な方は、
五味武ご夫妻、藤岡弘、ドクター中松、故金平協栄ジム会長、
佐藤陽子、故岡本功(元つるやホテル社長、元熱海市議)の各氏。
この日は、五味会長が
旧「つるやホテル」社長就任を噂される
故「岡本功」氏を励ます会としてのテーマも持ち、
バブル以降の閉塞した熱海市の観光行政の
あり方についてデスカッションシした記憶が残っているが、
この数時間後、ショッキングな出来事によって、
小生の頭の中から、
会議の内容が一瞬にしてかき消されたのである。
それは、佐藤陽子さん(バイオリニスト)の
パートナーで
このフォーラムに参加する予定だった、
「池田満寿夫」氏(画家・版画家・陶芸家)の
急逝に遭遇したためである。
こうした節目を思い浮かばせる、
ドクターの受賞に、結ばれた糸にたぐい寄せられるかのように、
不思議な巡り会わせを感じずにはいられない。