熱海市議会6月定例会の第3日目に登壇した、小生を含む、
3人の議員の質疑・質問の内容が昨日の地元紙(伊豆毎日新聞)に掲載されていた。
抜粋すれば、金子議員が国際医療福祉大学熱海病院の
休診するのは病院の都合なのか、市と交わした覚書にそのことが、
謳われていないかにつて質し、当局側は、
ー医師個人の一身上の都合だーとし、覚書には抵触していないとした上で、
今後の対応として6月末まで診察した後、近隣の病院を紹介するとの見解を示した。
井沢議員が熱海港海釣り施設を観光拠点と出来ないか等他を質し、当局は、
ー開設から3年が経過し利用客の評判も上々とし、昨年度の利用客は、
平成18年度の開設時の約2,3倍の”24990人”を数え、また21年度も、
4,5月の2ヶ月間で、前年比の30%の伸びを示しているーと、委託先である、
NPO法人「SEAWEB」の運営管理能力を賞賛した。
最後に登壇した小生には、
「傍聴には補助椅子を並べるほど多く詰めかけた」と、傍聴席の熱気を伝えていた。
では、小生が質疑した前置きの続きを掲載させて頂こう。
実名告発した方の名前は「木下恵司」さん。
市内や伊豆山地区で
ホテルや飲食業を手広く経営する「海山」の代表者でもあります。
木下氏は、役所ぐるみの“脱税幇助”に加担していたと悔悟の念と反省の色を滲ませ、
これまで、熱海市に対しては多く貢献してきたと自負していると前置きし、
昭和50年の後半から所有する土地を道路として寄付したことを皮切りに、
怪文書で指摘された“脱税幇助”に至るまで協力してきたが、
「八幡山公営住宅」家屋不法転貸立ち退き訴訟を前にして、
今まで散々利用しておきながら、用がなくなればポイ捨てにし、
あろうことか民事案件とは言え、「被告」の汚名を着せてまで、正当性を主張しようとする
当局に対する義憤と不信感は強く、これまでこの問題に関しては、
複数の議員さんに相談されたとの事です。
しかし残念ながら複雑すぎて取り合って頂けず、議会での追求を半ば諦めていたところ、
昨年12月と今年3月議会、熱海市との出来レース疑惑を視野に質してきた私に、
弁護士を通じて真実を知ってほしい。とする真摯な問いかけがございました。
確かに、木下さんと“熱海市”が絡んだ問題は、
渚北地区再開発問題も含めて3件、何故か、私が全て議会で質しており、
運命的な必然性を感じ、実名告発を条件に今定例会にて通告させていただきました。
特に、八幡山公営住宅不法転貸明渡し事件の被告としての
レッテルを貼られ提訴されたことに、悔しさを滲ませ、
国税を欺く悪質な隠蔽工作に加担してしまったことを反省し、
ペナルティを覚悟でこの問題の監査請求も含め、
役所の健全化に役立てたいという真摯な志を受けての質問となったわけでございます。
そこで、当時財政部長だった副市長さんにお尋ねいたします。
①、 民事訴訟の被告人として提訴している木下恵司さんが指摘する
“脱税幇助”に、当時の市政が加担した事実を承知しているか。
②、 また、こうした問題を放任してきた前市政の腐敗構造が、
職員の倫理観を喪失させ市外通勤者による、
公金横領等職員の不祥事の引き金になっていないか。お応え下さい
(つづく)