今日から熱海市議会9月定例会本会議が始まった。政調会を終えた時点で、
本会議第3日目登壇日での質疑通告案件についての骨子はほど出来上がっており、
既に議会事務局を通して複数の所管課に資料請求をお願いしていた。早速、
議会終了後、山田介護長寿課長から連絡が入り控室にて、熱海ナーシングホーム
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翔寿園の介護保険法に基づく処分とその問題点について話し合った。この事件、
昨年の旧熱海温泉病院を舞台にした同類事件の際に、小生は市の対応として、
告訴することを提言しているが叶わず、今回の不正受給事件に繋がり悔やまれる。また、
手際の良い整理会社に事件の焦点を暈されないよう、質問を用意したい。さて、
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齊藤市長の上程議案の説明より先に、厳しい財政事情が浮き彫りとなった、
熱海市の昨年度の歳入歳出について代表監査委員の監査報告を抜粋したい。
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先ず一般会計について、歳入総額は、189億8,405万余円で前年度に比較して
8億3,309万余円4.6%の増加、歳出総額は181億1,967万余円で前年に比較して
8億3,812万余円の増加となりました。
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平成24年度一般会計決算状況ですが、翌年度に繰越す財源を除いた
実質収支は、7億5,271万余円、今年度の実質収支から前年度の実質収支を引いた
単年度収支は1億8,101万余円と、共に黒字の結果となっておりますが、
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財政調整基金の積立金及び繰入金を考慮した実質単年度収支は、
下水道事業会計貸付金の財源とするため、5億5,000万円を取崩したことにより
8,459万余円の赤字となっております。歳入においては、
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歳入総額の51.6%を占める市税収入は前年度と比較し4.3%の減少となりました。
本市を取り巻く財政状況は、まだまだ厳しく、歳入においては、年々、
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市税収入が落ち込む中、東日本大震災の影響を受けた入湯税については、
観光客数の回復の兆しがみられ、増加したものの、3年に一度の固定資産評価替により、
固定資産税・都市計画税が減少しております。一方、歳出においては、・
中小企業への資金融資制度の見直しや
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市たばこ税県交付金が発生しなかったことで、減少も垣間(かいま)見られますが、
新庁舎建設事業や新熱海中学校校舎改築事業・熱海駅前広場整備事業などの
大型プロジェクトの執行や高齢化に伴う医療扶助や介護扶助費の増加など、
依然厳しい状態となっています。
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