午後5時40分、熱海葬祭中央斎場に入る。前同僚議員で現県議の
橋本一実氏の御父君(實氏76歳)が一昨日、病気療養中のところ逝去、
今夜熱海市内の葬祭場にて通夜が執り行われた。橋本県議のもと、
穏やかな故人の顔に合掌し帰宅する。今日はこの他、熱海市関連で
葬儀が2件重なった。元観光部長の山形拓夫氏のご母堂(95歳)他一件で、
桜井事務局長に代行をお願いする。さて、今日の本会議での
小生の協議事項について記録して6月議会につなげたい。
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ー村山憲三でございます。ただ今から一般質問をさせて頂きます。さて、
安倍内閣の支持率がうなぎ上りであります。まだ政策の枠組みが示されただけなのに、
世の中のムードがガラリと明るくなってきたわけであります。
金融緩和と財政政策、そして成長戦略の3本の柱を打ち出した
アベノミクスが景気の回復を期待させているわけですが、反面、
ガソリン代を始め様々な輸入品の物価が上昇しています。裏返せば、
市場は水ものだと言うことでありますが、この先、金融緩和と財政出動に頼っただけで、
痛みを伴う構造改革が滞れば、このアベノミクスが
一瞬の狂乱に終わることも懸念されるわけでございます。ただ、
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熱海市はこの機に乗じて、観光地熱海に健康とメディカルツーリズムを含む、
医療をテーマとした企業誘致や少子高齢化への歯止め対策で
雇用促進を急がなければなりません。また、昨日の地元紙に
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熱海市内のホテル・旅館、寮・保養所の昨年12月分の入湯税課税状況が発表されていました。
宿泊施設合計で約22万5千人、課税額は3300万円となっていましたが、
前年同月対比で僅かに上回ったものの、宿泊施設数が合計で294軒となり、
23年度対比で29軒減少したということであります。この数字に、
観光を基幹産業とする熱海市の厳しい現状が浮き彫りにされているのであります。しかし、
もっと厳しいのは300億余円に膨らんだ巨額な起債であります。
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前市政が積み残したハコもの事業の巨額な債務整理が遅々として進まない中、
市庁舎や中学校等の大型建設プロジェクト等の普通建設事業費が大幅に増えたことで、
市債が一気に約30億7千万円も増加いたしました。確かに、
大型地震発生を前提に老朽化した公共施設のリニューアルは喫緊の課題とは申せ、
観光立市熱海の浮沈を掛けた事業の優先順位が、果たして適切だったかどうか、
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このまま借金が私たちの子どもや孫達が背負うと思うと、ゾッとする数字でございます。
この現状を踏まえ当局の気概と熱海愛を斟酌させて頂きながら質問に入らせて頂きます。
(つづく)