今夜は本降りの中、小生のラーメンハウス(Ya~Ya~屋)にて
市内某旅館の親睦会が開催された。この旅館は創業5年足らずの新参組だが、
一定の顧客層を掘り起こし、オープン以来右肩上がりの経営で注目されている。この
親睦会は出入り業者で構成されており、年に3~4回のペースで開かれている。ここでは、
旅館経営者を交えて、お互いが共存共栄できるための情報交換の場として
毎回活発な意見が交わされてきた。今日の出席者は、酒屋、魚屋、八百屋、肉屋、
看板屋、カラオケ屋、燃料屋、タクシー会社2社と小生併せ11名。話題は、
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老舗ホテルO野屋の民再適用申請と今後の展開、また、
今後淘汰されそうな宿泊施設に関してと、この問題に関連してタクシー関係者からは、
今後増加が予想される、生活保護受給者の基準と適用後の追跡調査について、質問された。商売上、
市内を流している途中で、パチンコ依存の生活保護者も目撃しているようで、
熱海市のチェックに甘さがないか、突っ込みが入った。別のメンバーからは
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O野屋が民再適用申請を受けたことから、熱海市がかかえる問題の背景について、
静岡新聞が連載している、特集記事(旅館再生ー老舗が変わるー)を読むように進められる。
親睦会解散の後、ラーメン屋にある静岡新聞を開けば、確かに、
情報社会での宿泊客が求める志向に関する分析と、ホテル・旅館の
生き残りをかけた集客戦略について、骨太な記事を掲載していた。読み終わった後、
地元紙(伊豆毎日新聞)のトップに目をやると、昨日、開かれた、斉藤市長が記者会見を開いた、
新庁舎建設に関する内容について紙面を大きく割いていた。それによると、
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熱海市議会12月定例会に、庁舎移転計画策定経費として300万円計上されており、
本館・新館は鉄骨づくり3階建てを想定しており、消防署は
旧長崎屋跡地(現清水町駐車場)に移転建築されること等の計画が発表されていた。
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明日午後3時からの政調会で詳しく説明を受けるはずだが、新聞から計画案を抜粋すれば、
初めに文化会館を耐震化し、その上に建つ議場を元図書館に整備して、使用は
平成24年度からとしている。そのため、観光会館の使用は今年度で中止し、24年度中には
現在の庁舎を解体するようだ。観光会館は来年3月閉鎖され、その後は
民間の空き店舗等のスペースを確保して利用者の利便性を図りたいとしている。で、
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総事業費は19億5000万円だが、現庁舎駐車場解体費や役所の移転費等は含まれていない。
事業は熱海市単独事業となるため、財源は起債で賄われる。そのため、
起債は4億8600万円、補助金1300万円、一般財源から14億4000万円が拠出される。
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基幹産業がバタバタ危殆に瀕していく中での、新庁舎分庁化建設計画。
市民にどの程度理解を得られるのか。今回の策定予算300万円で
庁舎建設計画賛成派議員を懐柔することができるのか、12月議会が注目される。
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