基幹産業不毛地帯、熱海温泉に未来はあるのか?

斎藤栄が描く熱海市の近未来ビジョン”、斎藤市長の報告会を拝聴するため、
観光会館に出向いた。梅雨時の小休止、
小雨がぱらつく程度だったことも幸いしたのか会場は
定員600人のところ、どうだろうかほぼ満席状態に近く、
主催者(熱海塾)側もホット胸を撫で下ろしたことと、推察する。
・・・・
市政布告の概要については、
財政危機宣言の動機についてや自身の報酬3割カットや
退職金の返上を口にし、職員や給与の削減による行政改革の断行を自賛し、
公営企業の赤字21,2億円を19,7億円にしたことによる、
財政再建のメドが立てられたと胸を張った。



・・・・・
新政策の展望(近未来ビジョン)については、
観光のまち熱海の深化のために、観光の目玉づくりで
100万人の観光客増を図り、住みやすい熱海になるために、
温泉を産業だけでなく生活のインフラとして省エネのまちに
1万人の定住人口を図るとした。その他、新産業の育成、雇用の安定、
子育て、教育、医療介護の充実をあげ市民の満足度アップと
住んで楽しい、来て楽しい都市づくりを目指すとのビジョンを示した。
・・・・
また、中心市街地の開発には、単なる市庁舎の建て替えはせず、
熱海港に旅行客参加型の世界一の噴水を作り、川の水を利用した直径が世界一の
発電用水車も作りたいと話した。また、何故か
・・・・・ 中央保育園建設予定地をめぐって、議会を白熱させた
熱海のへそ構想実現には触れずじまいで、拍子抜け、
肩すかしを食った感が否めなかった。ふ〜む。である。
・・・・h〜む。
理想は分からないでもないが、敢えて、辛口批評をお許し願えば、
近未来ビジョンとうたっているのだが。熱海温泉が持つ、
本来栄えてきた時代の特徴がどこにも生かされていないのである。

もう少し現実味がり、即効性のある経済振興策を期待したのだが・・・。
市民にとっても財源手当も明確に出来ない不毛のビジョンを並べられても、
・・・・ ハイそうですか。とは、頷けまい。
このまま行けば、熱海市長選は二者択一となる。どっちに転んでも
市民には苦渋の選択を強いられる事になりそうだ。また、
今日顔を出した事で、23日の本会議では小生が設問した
続投への事業の優先順位に対する、斎藤市長の答弁が注目される。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top