ベトナム紀行(メコン川を小舟で渡る)

今回のベトナム旅行は、

都内大手の
企業廃棄物処理企業の
T鋼産のT社長が、

幼少の頃より
親しい間柄の文具メーカー
T鉛筆オーナーの
ベトナム工場視察をメインに
日程が組まれた。

クチトンネルや
ミトー観光も現地には、

大国の思惑に翻弄され
南北に分断されて
多くの犠牲者を出した

ベトナム戦争の傷跡は
跡形もなく消えていたが、
唯一、
戦争資料館にのみ、
その悲惨な記録は
色濃く残っていた。

デルタの町と云われる
ミトー観光施設の売店で
麦わらの
テンガロンハットを
日本円で約500円で仕入れ、
船着き場から
メコン川を
ダイソン島に向けて
船外機付きの小舟に乗船した。

全長4000Kmのメコン川を
JTB発行の
ツアーガイド表から
拾って説明すると、

その源流は
チベット高原に発し、
中国、ミャンマー、ラオス、
タイ、カンボジア、
ベトナムに跨がる

世界で10番目に長い
東南アジアの
代表的な河川だそうだ。

日射しの強いなか、
透明度が薄く
珈琲牛乳化した川を渡り
約15分後に
我々一行を乗せた小舟は、
中洲の島(ダイソン島)の接岸した。

ここにはメコンの恵み、
旬のフルーツや
ココナッツや蜂蜜が豊富で

 

ガイドさんの説明に従って
島の遊歩道を歩き
売店に立ち寄り

ニシキヘビを首に巻いて、
縁起担ぎの写真に取り、


蜂蜜製品をお土産に、
今度は、
ヤシの木が生い茂る
ジャングルの小川を
手漕ぎボートに乗って、
川を上りつつ、



T社長も
映画を鑑賞していたようで、

ジャングルに
手漕ぎボートが入ると、

戦争の矛盾と不毛を
コッポラが描いた超大作
「地獄の黙示録」で、
マーロンブランドが演じた

カーツ大佐の暗殺を命じられた
ウイラード大尉役の
マーチンシーンの名前を
すらすらと口にしたのを聞き入り、

ジャングルを抜けたところで下船し、
帰りの小舟が待つ
船着き場から帰途につき、
チャーターした
ワンボックスカーで
ホーチミン市に向ったが、

何れの観光地にも

ベトナム国民が、
デルタとジャングルの
地形を利用し、
大国に勝利した知恵と団結力を
強く感じたのは確かである。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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