熱海芸妓見番の
雨漏り補修工事費に
1200万円が見積もられたが、
この費用負担については、
市当局と
熱海市議会の間で
ギクシャクしている。
その理由はこうだ。
見番が600万円、
市と県、
各300万円を補填する予定だったが、
結果的に県からは
既存施設の維持補修事業は
観光事業補助金の
対象外とされ、
熱海市がその分まで
市税を投入することになり、
この問題については、
当局側が9月の時点で
既に
事前確認してありながら、
熱海市議会の
11月定例会で、
つじつま合わせをしたとして、
不透明な市税投入に
待ったがかかり、
議会から突き上げを食った。
本来であれば、
熱海見番独自で
補修費捻出が本筋なのだが、
残念ながら、
現在の
熱海芸妓置屋連合組合を知る、
業界関係者は、
置屋や芸妓衆の激減により、
内部留保金が枯渇してり、
金融機関からの
借り入れ等は、
諸事情により
困難との見方を示している。
また、
見番を所有する、
熱海芸妓置屋連合組合の
組織運営上の
大改革が不可欠であり、
しっかりとした、
収益の伴う事業計画で、
見番歌舞練を担保に、
金融機関から
融資を受けてはどうかとの、
置屋関係者筋の声もある。
また
忘れてならないのが、
熱海市内での
芸妓衆の
働き場所の激減に伴う
芸者衆の激減である。
置屋を開設するには、
数年以上の経験と
最低限、
組合株券と加盟金の
計35万円が必要となる。
その他、
着物にかつら、
お稽古ごとの経費を含めれば、
お得意さんを抱える
特定の置屋以外は
存続不可能と推測される。
ワンボックスカーに
貸衣装で
簡単に宴会場で稼げる
コンパニオンには、
組合費や株券購入の縛りはなく
それでいyて、
玉代が約1000程度しか
変わらないこともあり、
置屋と芸妓の数は、
年々減少の一途を辿っている。
では、
熱海の芸妓文化を
再興する方法はあるのか。
小生縁あって、
熱海芸妓置屋連合組合の
看板の一つを継承し、
他に、
複数の看板を預かっている。
そこで、
組合と連動して、
置屋存続計画を軸に、
既存の置屋経営者と
協議を重ねているので、
その計画について
差し障りの無いところから
記載していきたい。
(写真は熱海ネット新聞より転写)