午前10時から注目の、旧岡本ホテル購入再交渉価格が発表される
熱海市議会の総務福祉教育委員会が開かれ、想定通りの価格が示された。
当該地面積の正確な実測という変化球に惑わされたばかりか、協議会では
交渉内容に異を挟んだ、米山、梅原等各位委員の反論を強引に蓋をした、
山田治雄委員長の後押しもあって、旧岡本ホテル跡地購入は形式的な
冷却期間をおいて、業者と当局の思惑通りに一応の決着を見た。さて、
小生は早い段階から、旧岡本ホテル破産管財人筋から任意売却意向の
動きについては掴んでおり、おおよその価格も事前に当局側に伝えていた。
また、当該地買収について議会に諮られてからも、”ムダな血税の垂れ流し”の
見直しについて別の視点から反対意見を述べてきた。ただ、何度でも云うが、
”適正価格での購入”であり、”市民生活に寄与する先行取得用地”であれば、
小生も反対する立場に無い。しかしながら、地元メディアも質しているように、
2重に存在する当該地の不動産鑑定評価等交渉過程も含めて、何故?、
業者の言いなりで買うことを急ぐのか?、誰が後押ししているのか、等の
疑念は払拭されず今日に至っている。さて、今日の協議会については、
熱海ネット新聞を転載してご案内する。
ー熱海市議会は24日、第3庁舎第1会議室で総務福祉教育委員会協議会を開き、
斉藤栄市長から3億9000万円で購入を予定していた岡本ホテル跡地の価格について、
1500万円値引きさせ、3億75000万円に下方修正させた、との報告を受けた。
市長が同跡地所有者の(株)ひまわり(新保光栄社長)と4月11日に
市役所で値引き交渉した結果を説明したもので、新保社長から正確な実測により
土地面積が166,13㎡減って3103,72㎡だったことなどから
「熱海市のまちづくり、発展のためにお役に立てれば、という思いで判断させていただいた。
駆け引き抜きで坪単価40万円弱の3億7500万円」の最終回答を引き出したという。
「こちらから土地面積の減少については触れなかったが、
熱意が伝わったのだと思う」と語った市長は、
「最大限の譲歩をして頂いた。これ以上求めたら破談になる」と語気を強めた。
協議会では「1500万円まけさせたからと言って胸を張られても困る。
面積が少なかったうえに、議会側がやんやといったから再交渉したのに過ぎない」
(米山秀夫議員=公明)、
「この金額をどう評価するか、協議会として何らかの結論を出すべきだ」
(梅原一美議員=自民)などと迫ったが、
山田治雄委員長=民主=が「協議会は市長の説明を聞く場。(購入は)
2月議会で承認(反対少数で可決)されている」と強引に引き取り、
後味の悪さを残す中で3億75000万円での購入が決まった。
市はゴールデンウィーク明けに正式契約を結ぶ。