石森史郎氏(脚本家)から電話が入った。来る2月9日(土)
東京会館の創業90周年記念、二宮さよ子さんの芝居と晩餐会についてだった。
二宮さんから届けられたチケット2枚とチラシの確認だった。前回、
二宮さんと佃でお会いした際に、観劇を約束したもので、
芝居は三島由紀夫原作の「卒塔婆小町」。栗田芳宏氏の演出で
競演は中井出健氏。石森氏から三島の原作「卒都婆小町」について、
下調べをしていた方が当日、芝居に入り込め楽しみが増す、と、
あらすじだけでも、チェックを入れておいて下さい。と、念を押された。
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あらすじをネット検索すると、こんな内容だったので、コピペする。
ー夜の公園でタバコの吸殻を集める乞食の老婆。
ふと声をかけた若い詩人との会話の最中、老婆は
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「私を美しいという男は、みんなきっと死ぬ」と言います。
言葉を交わすうちいつしか場面は80年前の
鹿鳴館時代の舞踏会に入り込んでしまうと同時に、
老婆の顔がにわかに皺ひとつない美女のものに見えてきます。
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女は舞踏会での深草少将との百夜通いについて話します。
いつしかそれは詩人と老婆がワルツを踊りながら交わす
愛のささやきに変わってしまいます。女はすでに老婆なのか
若い美女なのかわからず、男もまた詩人なのかまたは
百日目に舞踏会で踊っていた深草少将なのかわかりません。
男は「自分を美女といったら死ぬ」といわれているにもかかわらず
それを口にしてしまいます。するととたんに詩人は息絶え、
場面はもとのとおり夜の公園に戻っています。
脇を通りかかった警官が訪ねるとすでに若者の息はなく、
老婆が拾い集めた吸殻の数を指折りか終え続けているばかりでした。
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と、いう、難解なあらすじを拾い読みして、2月9日に向けて備えよう。