2日間にわたって開催された決算特別委員会は、全会一致を持って
先ほど閉会した。一般会計から特別・公営企業会計まで幅広い項目について、
予め通告していた議員を始め他の同僚議員から活発な質問が飛び出したものの、
観光を基幹産業とする熱海市の財政は真っ赤っかで、一般的にどれも、
重箱の隅を突っつくようなネガティブな質疑応答に終始した。それはそうだろう、
市税は落ち込み定住人口は減る一方で、少子高齢化は半端な勢いじゃないのだ。
その実、投資的な資金は、庁舎建設や熱海駅前広場整備など注がれている。
その効果を期待するには、リニューアル熱海駅ビルがポイントとなるが、
今、そこにある経済的危機に直面しているまち中の商店街は、
駅ビル完成まで体力は持ちそうもない。そしてまちは崩壊し生き残るのは
地方公務員という名のノアの方舟に乗っている職員というのではシャレにならない。
参考として、決算委員会・総括に出された同僚議員の主な質問内容を公開する。
山田議員は、平成13年から平成24年3月までの10年間で、高齢者人口が
8335人から11464人に増えた事に絡めて、斎藤市長に人口増加策について質し、
上記の、大型投資的事業が市内大手建設土木土木業者に集中しているが、
中小の同業者が食べていけるように、道路等の補修維持修繕費増額を求めた。また、
消防署員の過酷な勤務状態にもふれた。他の部局職員との有給休暇を例にあげ、
定数95人中、現在は86人と定員割れしているうえに、年間平均有給休暇は0,39日では、
熱海市の安心安全を担保する上でもまた、労働基準法に抵触しないかと迫り改善策を求めた。
小生も2日間で多く発言させて頂いたが、明日の観光建設公営委員会もあり、今日は
新規のホテル・旅館経営に参入する企業誘致と定住人口増加策への
ヒントとともにいじめ対応策ともなる課外の情操教育として、子どもの才能を開花させる
ダンスやスポーツ、漫画やイラスト等を含めたサブカルに対する考えを聞いた。