平成21年度の熱海市の税収は約104億円。起債残高が335億円。さらに、21年度の
滞納総額が約17億7千万円余円と巨額で、うち、
大口滞納者が18件で総額4億円以上と、観光を基幹産業とする熱海市は、
市政運営において厳しい対応を迫られている。つまり、早い話し、年々、
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熱海の観光業そのものが崩壊への道を加速している、というのが、現状である。他方、
健全経営のもと暖簾を守り続けているホテル・旅館も健闘しているが、
収納率全体のかさ上げには遠く及んでいない。熱海をどう、立て直すのか。
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斎藤市政2期目に課せられた最重要課題である。例年の熱海は、
これから迎える年末年始が稼ぎのシーズンに入るのだが、ここにきて、
市内の某大手基幹産業が民事再生の手続きに入った、という情報が飛び交った。この情報、
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ネット検索(ヤフー)すれば詳細が判明するが、抜粋すれば、今日、
民事再生手続きを申し立てたのか、老舗の「ホテルO」。静岡地裁は同日、
債務の保全を決め、通常通り営業は続けるということのようだ。救いは、
納入業者への未払金もなく、自立再生を目指すとしていることだが、この民再、
市民に公共料金の値上げにという形でしわ寄せが来ないことを祈るだけである。また、
この大手ホテルの民再を引き金として、他の債務超過の基幹産業が
雪崩をうってギブアップしないか懸念されるところでもある。さて、今日も午前中から、
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庁舎に入り、千葉観光課長と佐藤職員を控室にお出で願った。今朝は、
大連市内(中国・遼寧省)の日本向け旅行者を対象にして、
川上龍也氏(インターテック)宛に送付してもらった、熱海のPRポスターが
現地に届いたというメールをiPadで閲覧してもらう。
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・・・お世話になります。
今ほど、熱海市役所からポスター届きました。早速社内にも一枚掲示しました。
社員・・・わぁ~行ってみたい!今後ともよろしくお願いいたします。
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観光課職員とはこの他、熱海温泉玉手箱に関する、
2010秋オンたま最終報告書(速報値)と、ここ3年間の
観光課所管のチラシ・ポスター等の印刷実績表と花火大会補助金の推移など、
今月26日に予定されている、12月定例会通告案件の参考資料提出をお願いする。
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午後からは、長津公営企業部長と旧下水道処理施設を視察に行く。
現在、眠ったままの公共施設を観光資源として活用できないか、を、模索する。
まだ、図面も受け取っていない段階であり、
詳しいヒントは、今は言えないが、兎に角、基幹産業のピンチである、
新しい観光客の掘り起こしに役立てたいものである。視察を終え、
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午後2時58分のこだまで上京する。行き先は、写真家の山岸伸事務所。
詳しくは後日、掲載する予定である。
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