熱海市議会3月定例会、本会議2日目

午前9時30分、熱海市議会3月定例会本会議2日目が開会された。
トップに壇上に立った田中議員からラストの川口議員まで、計7人が
議案に対する質疑と一般質問を行った。今日は自民党系議員が多く、
前置きでは民主党連立政権への批判で口火が切られた。その勢に乗じて、
平成21年度予算案や施政方針をめぐって、民主党を与党とする、
斎藤市政に対する厳しい意見が続出したのは、当然の成り行きだろう。
・分庁化案と遊休施設の活用
・網代魚市場活用化検討検討業務委託、
・地域活性化プロジェクト
・老健施設の整備
・熱海市食育推進計画
・教育基本計画・人口増加対策などについて論戦が展開された。

ただ、今日の質疑の中で、とある議員から、これまで小生だけしか、
突っ込まなかったテーマー、市外通勤職員是正に関する質問が飛び出し、唖然となった。
この問題については、明日の登壇で視点を変えて質問するのだが、
前市政下における、職員の情実採用に疑念を呈し、夫婦共稼ぎと共に、
市税を食い荒らす元凶だとして改善を求め、職員組合関係者にも嫌われてきたのだが、
世の中変われば変わるもので、この議員のように支持者の背景を問わず、
熱海市財政健全化への真摯な質問が多くなることこそ、
熱海再生への第一歩だと評価したい。では、明後日掲載予定だった、
職員の人件費に関する小生の前置きを抜粋したい、
・・・・・・・・・
ー一般会計の予算規模、173億5千万余円であります。
この予算案には財政基金の積み立て・繰入金5億余円が組み込まれ、
このトリックが逆に、苦しい財政事情と
ご都合主義的な数字合わせをあぶり出していると、疑念を覚えます。
繰入金を除けば、実質的な予算規模は昨年とかわりはなく、
一般会計に占める歳入からは、基幹産業のより一層深刻な
危機的状況が浮かんで参ります。先ず、
市民税、固定資産税・都市計画税合わせて、
昨年対比では、5億2千余万円が減収となりました。その上、
320億円もの巨額な市債残高が再生を阻んでいます。
・・・・・・・市長始め3役、職員の給料及び期末手当の減額等で
矛先をかわしていますが、それでも、市内居住者425人、
市外居住者120人、夫婦共稼ぎ合わせて545人の職員に、
プラス嘱託、臨時その他職員193人を加えると、
738人に膨れ上がり、この巨額な人件費削減への
効果的戦略は見えてきません。加えて、
・・・・・・・・・・・
今年度の退職金を見れば、定年、勧奨、普通退職者併せて44人に、
9億77、308千余円が拠出されます。
斎藤市長誕生以来ここ3年間だけでも、トータルで、
28億8351万8千円と巨額な税金が投入されているにも拘らず、
滞納額や不能欠損金は増加の一途をたどり、
・・・・・下水道料金やゴミの有料化等など公共料金の値上げで、
熱海の財政的老化、つまり夕張化をかろうじて、
厚化粧で誤摩化しているにすぎないと、思うのであります。
しかし問題は、深刻な財政危機から脱出を計るにはなにをどうすればいいのか。
何が壁となって再生を阻むのか。ここ焦点を合わせ、
集中的に手を付けなければ、再生への道は不可能だと断言致します。
・・・・・  また、先ほど、張駿氏(丸張株式会社社長)から電話が入り、
メールに添付された写真とともに、自社のLED照明を、
東京銀座の松坂屋隣にショールームをオープンした。と、
喜びの報告を受け取る。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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