寝台特急「出雲」は、
2006年3月、
JRダイヤ改正によって廃止され、
”JRおでかけネット”を検索すれば、
新たに、
山陰エリア・四国エリアと東京が結ばれ、
寝台特急「サンライズ出雲」と
「サンライズ瀬戸」として、
岡山で分割・併結して運転しているとあり、
寝台は全て個室だと案内されている。
3日午後11時23分、
小生は、
熱海駅を定刻に発車した、
「サンライズ出雲」10号車8号室に入る。
個室寝台は狭かったものの、
室内は家具調の落ち着いた雰囲気で、
雑誌に目を通しているうちに、
わけなく眠りにつけた。
小生をご招待頂いたのが、
油流出事故処理、
オイルレスキューとして、
島根県出雲市では、
宍道湖の油流出事故処理や、
四国高松漁港流出油処理などで知られる、
「ジェイエスエス」の、
大野光洋社長である。
大野氏は、
元「アズベールホテル」の、
阿部裕子さん人脈の一人として、
昨年暮れに、
小生を訪問しており、
今回は、
阿部さんの次女で、
「馬頭琴」奏者の”NAGISA”さんが、
雲南市出身で、
自ら長崎で被爆しながら
被爆者治療に尽くした
「故永井隆」博士の、
生誕記念100年記念式の、
平和の祈りコンサートに出演したこともあり、
その日程に合わせて、
大野氏のビジネスパートナーで、
油脂二次汚染防止剤・GULクリーン・食品鮮度保持剤他を開発した、
柳和雄氏(ヤナギ研究所)を訪ね、
A重油等の油を加水分解し、
自然に還元する、
汚れの生分解の実験に立会い、
もし興味があれば、
熱海温泉でも、
抗菌や除菌をメインに、
応用できる製品も多く開発されており、
プレゼントするので、
試用してはどうかというお誘いだった。
その大野社長から、
数日前に、
米子駅で下車し、
「安来市」で市議会議長をしている、
深田議員と、
倉井前島根県議長と、
お会いする手はずが整ったとの、
連絡が入っていた。
(寝台車からの途中風景と米子駅で停車するサンライズ出雲)
熱海市では、
ここ1~2年は騒がれていないものの、
それ以前には、
市内の河川(糸川)から、
熱海湾に
油の流出が頻発する騒ぎが起き、
海洋汚染には至らなかったようだが、
「熱海消防署」を始め関係機関が、
出所究明に時間を費やしたが、
現在まで原因が判明していなかったものの、
いつ再発するかは、
予断ができない状態にある。
昨年暮れ、
大野氏が、
小生の議員控え室にお見えになった際、
消防職員立会いの下、
熱海市における
油流出に関する事情を話すと、
~熱海市の温泉は循環ですか~と問われ、
頷くと、
過去に何十ヵ所もの、
油流出事故を扱ってきた
経験からの判断ですがと前置きし、
循環温泉設備の
~老朽化で腐食した給油管から漏れている可能性は高い~と、
自説を披露して頂く。
再度、
流出騒ぎがあれば、
参考となるありがたい話となった。
小生を「米子駅」に出迎えて頂いたのは、
元安来市職員で
現在は「日中友好しまね」の事務局、
「武上巧」氏だった。
(米子駅前通り)
(足立美術館での武上巧氏)
車中、
武上氏の
これまでの役所での経歴や
現在所属している、
「日中友好しまね」の活動を聞かされる。
中国「寧夏回族自治区」(人口約600万人)との交流が盛んで、
寧夏大学から留学生を受け入れ、
島根大学からは井口、神田の両教授が
「寧夏大学」に派遣されるなど、
寧夏大学元学長で
寧夏回族自治区副主席の「陳育寧」氏のもと、
相互理解を深めてきたと、
姉妹提携の事情を説明されながら、
安来市にある、
「喫茶店」の駐車場に車は入った。