「熱海海上花火大会」の趣旨を探る

昨夜、
熱海市内の夜空を轟かせた、
熱海海上花火大会には、
約23,000人(観光協会発表)もの
観客が、
打ち上げ会場である、
親水公園や、
その周辺を埋め尽くしたようだ。
今年は昨夜を入れて、
4月と5月に各一回、
7月は、
明々後日(29日)日曜日の後、
8月には、
5(日)、8(水)、19(日)、22(水)、26(日)の計7回。
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秋の花火と称して、
9月17日(月・祝)
10月21日(日)
11月18日(日)の3回と、
12月は、
2日(日)・9日(日)・23日(日・祝)の3日間、
トータルで”15回”もの、
花火が夜空を焦がす。
何れも打ち上げ時間は、
午後8時20分から
25分間から35分間と短い。
花火大会開催の趣旨を、
観光協会の
ホームページを参照すれば、
「キティー台風」による災害、
昭和25年の「熱海大火」(中心街979戸が焼失)
その後の
街の復興と
その努力に報いるべく
昭和27年に”打ち上げた”のが、
その由来だと書かれている。
以来、
今年が”56回目”だが、
ど~も近年、
市民の間から
”花火大会”に対する
”不協和音”が生じている。
記憶は確かではないが、
バブルに沸いた、
20年以上も前には、
熱海の”花火大会”といえば、
8月5日が
その代名詞として、
”希少価値感”に支えられ、
多くの観光客や来場者による、、
市内への
経済波及効果は絶大だったと、
遠くに目をやる”商店主”や、
小生も、
新市長誕生後の
「議会」において、
”ホテル・旅館”の宿泊施設と、
在来線を利用する、
来場者のためだけでなく、
開催時間の変更や、
JR利用客に対する、
会場までの導線への仕掛けなど、
早急に、
”今あるイベント”(花火大会)の、
市内経済波及効果を探ることが
緊急課題である。と、
質疑してきたが、
当局からは、
未だ、
明確な応えは届いていない。
昨夜も、
JR利用客の大多数は、
沿道に立ち並ぶ、
飲食店には目もくれず、
只管、
ただ只管、
家路を急ぐ姿だけが目立っていた。
さて先日、
小生の事務所(中央町)において、
加藤御大から手渡された、
地元新聞の切り抜きも、
その”花火大会”に関係したものだった。
内容は、
熱海の
観光団体の一つが主催する
”夏季花火大会”について、
”血税”のムダだと指摘する、
市民の不満を
和らげる内容の挨拶文が
掲載されていたのである。
ー夏のイベントとして大変人気のある花火は、
多くの観光客の皆様を始め、
市民の皆様・近隣市町村の方々に、
夏の風物詩として定着しているものと確信しています。
市民の複数の方々より、
打ち上げ費用の件につき、
ご問い合わせをいただきますが、
費用の、
3分の2は、
組合員が負担しています。
 
残りは、
熱海市より
”補助金”を頂いておりますが、
市民の
大切な税金であるということを、
常に心がけ、
経費削減には
最大の努力を傾注しているところです。
市民の皆様におかれましては、
何卒
ご理解を賜りたくお願い申し上げますー
市民の皆様にも、
夜空に舞い上がる
華麗な花火の美しさを
お楽しみいただけると幸いですーと結んでいた。
この文面に、
加藤御大が噛み付いたのである。
花火大会については、
加藤則夫氏(前市議)は、
現職時代から、
これまでも、
”税金から出すのはおかしい”といい続けており、
財政危機の折、
”500万円”足らずと言えども、
市民の税金を当てにせず、
やるなら、
独自に
スポンサーを集めて開催すべきと唱えており、
市民への阿りが、
加藤御大には、
”やぶ蛇”となったようである。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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