折角の成人式だが、
あいにくの雨が朝から降り続いていた。
一生に一度の門出を迎えた、
”378人”の新成人。
式典の最中、
リラックスしたなかにも、
神妙な面持ちで、
来賓の挨拶に耳を傾けていた。、
齊藤市長は、
ー志を高く、社会は、
変えようとすれば変わるーと、
自身が見聞してきた、
旧チェコスロバキアの国家分裂をなぞり、
目標を持って、
社会に船出してほしい。と、祝辞を述べた。
また「熱海市議会」を代表して、
稲村議長は、
ーよく、もう一度若い頃に戻りたいと言う人がいるが、
私はそうは思わない。
若ければ若なりに悩みは多く、
それを乗り越えてこその人生だー、
親や友人を大切にして、
社会に貢献できる人間になって頂きたい。と希望を託した。
来賓紹介や感想文表彰(写真上)、
黒木さん(網代中出身)による、
新成人によせる、
感想文発表や記念品贈呈、
市歌斉唱、新成人恩師紹介のあと、
記念プレート贈呈などが行われ、
午前11時に閉会となった。
この式典で、
新成人の熱海市に対する、
失望感が色濃く浮き出た野次も飛んでいた。
熱海市の将来に是非、
皆さんの力を貸してほしいとの、
来賓の言葉尻を取り、
若者が働きたくても働けず、
将来に希望が持てる、
雇用機会にも恵まれない、
熱海市の観光基幹に対する、
脆弱な産業基盤への痛烈な批判とも取れる、
ー絶対否だーという、
成人式を迎えた、
真摯な若者の叫びをシッカリと受け止め、
我々”市議会議員”としても、
「熱海市財政危機宣言」を払拭するよう、
”人が集まるまち”へ
一丸となって知恵を持ち寄り、
実践していかなければならない。
またこの日、
「新春もちつき大会」(熱海芸妓置屋連合会主宰)を、
撮影していただいた、
来遊者の方から、
その風景をCDに落としたものを、
提供していただいたので、
再度別の角度からの、
JR熱海駅前で開催した、
熱海再生に動き出した、
有志による、
「新春イベント」の模様をご紹介したい。
熱海の芸妓文化を
少しでも理解していただこうという趣旨のイベントは、
正月三が日の期間中、
連日大盛況で幕を閉じたのだが、
ただ、
宿泊施設の協賛が極端に少なく、
僅か2軒という寂しさだったが、
その理由を聞くと、
当初、
このイベントへの協力を、
新規参入の
宿泊施設経営者が、
観光業界2団体へ仰いだというが、
一枚のファックスを見せられたのである。