関西では昔から、
”京の着倒れ、大阪の食い倒れ”と言われるように、
ぜいたくな食事が過ぎて、
財産をなくしてしまうということだと、
グーグルから辞書検索すると解説していた。
小生の”飲食店”(ラーメンハウス)では、
昭和59年の開店以来、
東京カッパ橋か、
大阪道具筋で、
多くの厨房器具を調達してきた。
ここ20年は、
大阪千日前の「柴田商店」から、
冷蔵庫や湯で麺機、
餃子焼き器、寸胴の類を仕入れている。
この柴田商店から、
貞方邦介氏(アルカサバ社長)が、
5坪のたこ焼き屋から起業した際に、
厨房機材を揃えた店だったという、
偶然(必然?)”な縁”として、
話題にした経緯がある。
ようするに、
大阪のなんばの飲食繁盛店を参考に、
オリジナルメニュー創作のヒントや、
店舗デザインなどに、
大衆食堂の入りやすい
”大阪の空気”を肌で吸収して、
熱海の店に持ち込んできた。
それが幸いしたのか、
未だに瞑れず継続できているのは、
スタッフの個性と相まって、
”大阪選択”が間違いでなかったと、
勝手に思い込んでいる。
さて、
松本哲治氏(タックワールド)は、
言わずと知れた(内々で)、
大阪喰飲B級ハンターである。
主になんばを代表する”大衆食堂”を、
小生に紹介して頂いており、
多分、
この時間は、
熱海市網代の”〆竹商店”の、
富岡君が、
大阪に下った用事を割いて、
”喰飲ハンター”を訪問して、
今夜の”美味い店”をあれこれ打ち合わせていることだろう。
その”ハンター”が今回連れて行ってくれた
店の一つが、
大阪市中央区千日前1丁目の、
お好み焼き「おかる」だった。
藤山直美御用達のお好み焼き屋として知られ、
仕上げに、
お客のリクエストにより、
お好み焼きの表面に、
マヨネーズを使ったアートが評判で、
遠くからも顧客を引き付けているという。
ドラえもん、忍者ハットリくん。アンパンマンを始め、
圧巻は”天童よしみ”さんの似顔絵だ。
それぞれ、
ジャンル別に書き手が変わり、
味にプラスの”オリジナルアート”で、
豚玉焼き、モダン焼き(そば入り)、
やきそば、やきうどんなどに人気が集中しているという。
「おかる」で満足したあと、
日曜日の”なんば”の人でごった返す商店街を歩き、
松本氏のお気に入りマッサージ店、
「坂本マッサージ」へ。
夕方には、
中国河南省鄭州出身の、
「李」さんが経営する、
心斎橋の中国料理店、
「李家風餃子房」へと向かった。