熱海市議会11月定例会
本会議3日目
村山憲三議員の質疑より
元大関把瑠都さん、
現在エストニア共和国国会議員から
齊藤市長に対して
姉妹都市提携案が示されたが、
当局の見解を質す。
中田経営企画部長答弁
ー海外姉妹都市、友好都市提携については、
市民相互の交流や理解の促進、
また、
産業・経済への効果なども期待されており、
目的となっております。
お互いが対等の立場で交流し理解を深め、
市民が誇りや
親しみを抱き合える関係の構築が望まれます。
エストニア共和国は、
2007 年に実施された選挙において、
世界で初めてインターネットによる
投票を導入した国であり、
現在では、
ほぼすべての行政手続きが
オンライン化されるとともに、
自国民のデータを海外で保管する
「データ大使館」を設けています。
同時に、
外国人にインターネット経由で
行政サービスを提供する
「電子居住権」を設けるなど
電子国家、IT 先進国として各国が注目しており、
これにより
海外からの投資を積極的に呼び込んでいます。
他方、
世界遺産にも登録された中世の面影を残す
首都タリンの旧市街や、
北ヨーロッパ特有の湖や森が点在する
美しい国であり、
本市から見ても魅力にあふれる国です。
このような国の国会議員というお立場にあり、
元大関という
我が国にもゆかりのある方から
「交流を深めたい」とのお申し出がありましたことは、
国際観光温泉文化都市を標榜する本市にとりましては、
大変ありがたく、
光栄なことといえます。
エストニア共和国における基礎自治体のいずれかと、
姉妹都市、
友好都市のような関係を築くことができれば、
本市のデジタル化の推進や
国際観光温泉文化都市としての発展、
同国における
知名度の向上などが期待されるところですが、
まずは
エストニア共和国の基礎自治体に、
姉妹都市・友好都市に
ふさわしい共通性や親和性を、
都市提携に至る明確な目的や理由を、
そして、
どのような交流を図り、
市民にとってどのような利益になるか、
これらを見出すことができるかが
ポイントになると考えております。
私からは以上です。