髙橋弘会長(万葉倶楽部)の自伝”わが人生”(116) ー未公開株をめぐる反社会勢力との闘い②ー

11月29日、今日を入れて
あと4日で、

万葉グループ創業
60周年記念謝恩会が開催される。

現在のところ、

金融機関や経済界、
取引関係者や政界を含め
約700名の方々の出席が
見込まれており、

髙橋弘会長の事業と、
人脈の広さを物語る、
いつものように、
楽しいパーティとなりそうである。

また祝賀会は、

京都で始まる新規事業を含み
異業種交流会の場となることから、

小生も、

関係者の一人として
最後までご奉仕する予定である。

さて、

髙橋弘会長の自伝
”わが人生”その116回を掲載する。

(神奈川新聞連載済み)

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ー「髙橋社長、本日は
常務にご面会希望とのことですが、
どのようなご用件ですか」

実直そうな雰囲気に、
私も
素直な気持ちになりました。

「実は、株式公開は

やめることにしたのです」すると、

「えっ、残念ですね・・・。
従業員お皆さんには
お伝えしましたのですか」

中止の話しは、

社内ではまだ誰にも
伝えていませんでした。

私一人で決断し、
私一人で進めていたのです」

「そうですか、皆さん、
きっとがっかるなさるでしょうね」

課長のこの言葉に、
私ははっとしました。

思えば公開を決めたのも、

社員が
「ぜひやりましょう」と
喜んでくれたからでした。

既に

授業員持株会社もできており、
約100人の社員が
株を購入してくれました。

公開に向けて
業務を頑張っている様子や、
一人一人の
笑顔が思い浮かびました。

(つづく)

 

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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