髙橋弘会長(万葉倶楽部)の自伝”わが人生”(73) ー大手フィルムメーカーの独占化に風穴をあけるー

今日から3日間、
ラーメン屋の手伝いである。

都内から知人数組が
今夜の海上花火大会目指して
市内のホテルに分宿する。

各々のスケジュールに合わせ、
や~や~屋にてお会いするよう、
予定を組んでいる。

さて、

髙橋弘会長(万葉倶楽部)の自伝。
神奈川新聞連載の
”わが人生”その(73)話である。

/////

ー「髙橋さん。本件の結論は明らかです。
公取委として審査を開始します」

公取委がメーカー側に聴取する過程で、
私に何度も問い合わせの
電話がかかってきました。

「相手がこういっているが
どういう意味でしょう」

「向こうの言い分はこうだが、
日本ジャンボー側はどうですか」

電話で説明するのは難しく。

静岡県熱海市から
何度も東京を出向きました。

自然にメーカー側のいい分も
耳に入ってきます。

「フィルムの性能に
劣っている点があるので、
現像処理で補っている。

だからフィルムの製造と現像は
一体である必要がある。
意図的な独占ではない」と
言い訳していました。

独占を正当化するために
自社製品の性能を
おとしめているのです。

あきれました。

審査開始から半年。

いよいよ審決が下るという頃になって、

担当係官からこんな連絡がきました。

「今回は排除措置命令を出さずに、
公取委からメーカーに指導します」

穏便に解決しようとする提案でした。

(つづく)

 

写真は芥川賞作家で版画家の
故池田満寿夫氏の葬儀を終え、

伊豆山「木村ソバ店」に

元川口市雄熱海市長(マイク)
故岡本功元熱海市議等と会長。

 

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top