芸術家や文化人の”熱海終の住処誘致プラン”(残照の家)を再考察する。

平成11年当時熱海市の
65歳以上の高齢化率は37,9%と、
これまでの10年間で
高齢化率は10ポイント以上
アップしていた。

当然、

市内の特養、老健施設等への
入居希望者や待機者数が
うなぎ上りだったが、

県の許認可となる、
ベッド数が大幅に不足し、
その対策が
喫緊の課題となっていた。

で、当時は、

介護を必要としない、
自分一人で生活できる

民間の

高齢者専用賃貸住宅が注目され、

単なる老人ホームとは
性質が異なり、
入居金も低く抑えたもので、
注目を集めていたこともあり、

熱海残照の家創設プランが

高専賃を応用した
高齢者専用賃貸住宅で、

小生が議会で質した際には、
担当の職員との間で、

残照の家に入居した
監督さんたちが
病気に伏せた後のケアについても
意見交換していた。

残照の家プランでは、
現役の監督のうち志を同じにする
有志10~15人程度が
共同生活をともにして、

創作意欲を刺激し合い、
若手の育成だけでなく、
地域に密着した文化交流を重ね、
まちの活性化につなげたい。

強いていえば、

熱海映画祭やその他、
観光地熱海の将来に貢献できる
イベントにもって行きたい。

東京から近く新幹線がり、
風光明媚で温泉がある。

ここ熱海を
日本映画監督協会有志の
終の棲家としたいとの発想だった。

小生としても、

2011年当時の熱海市内の
空いている寮・保養所或は
別荘等の再利用で、

これら生産性の期待できる、

芸術家や文化人を誘致できれば、

熱海市としても
税収への期待だけでなく、
賄いやITアシスタントの雇用等、
地元業者への
経済的波及効果も含めて、

一考の余地のある朗報として、
市議会6月定例会にて、
一般質問として通告していた。
つまり、

芸術家・文化人を対象とした
何らかの優遇措置で、
人口増加及びまちの活性化に
繋げられないか質問したのである。

(つづく)

写真は残照の家発案者の一人
岡本監督と脚本家石森史郎氏

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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