髙橋弘会長(万葉倶楽部)の自伝。”わが人生”⑫(神奈川新聞連載)

親友で月一親睦会(佐口会)の
佐口静男氏(佐口農園)が、

腸閉塞を患い、
市内のT記念病院に入院、

術後2日目の一昨日、
お見舞いにうかがった。

病院の待合室に入ると
佐口氏は先客と談笑しており、
術後の病状が推測できたが、

佐口氏から雑談の中で、
別の部位に違和感があり、
精密検査を受けると話した。

さて、

神奈川新聞に連載された
高橋弘会長(万葉倶楽部)の自伝、
”わが人生”より。その⑫である。

・・・

間もなく、

母方親戚の2家族が
満州(中国東北部)から
引き揚げてきて、
我家で同居しました。

私の叔父、叔母、いとこです。

満州にいた叔父の一人は
ジベリアに抑留されました。

いとこが6人、
私たちきょうだいが7人、
一時期は
合計20人近くが一軒に住んでいました。

でも、田舎の家なので
部屋はたくさんありました。

田畑が手元に残っていたので、
食糧もどうにか確保できました。

米が足りなければ
大根を混ぜて炊いたり、

さつま芋の枯れた葉っぱを
粉にして団子にしたりしました。

サツマイモの団子は甘みがあり、
結構おいしいのです。

十分ではないけれでも、
みんなで分け合って
食べることはできました。

満州からの親戚は徐々に
人数は減りつつも
3〜4年ほど同居していました。

今振り返ると、
改めて両親を尊敬します。

困った人がいれば
助けるのが当り前だと、
黙って背中で教えてくれました。

私の事業が順調なのは、
こうした両親の行いの
おかげもあるに違いないと感謝しています。

(つづく)

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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