熱海市決算委員会で、補助金の見直しを迫る声多数!

昨日と今日2日間に亘って開催された平成25年度の
熱海市一般会計及び公営企業3会計の決算委員会は
午後3時少し前にそれぞれ賛成多数、全会一致で終了した。

また、午後1時30分からは一時休憩して消防本部にて
緊急消防援助隊の災害派遣発隊式に議員全員が参加する。

これは総務省消防庁より派遣要請のあった、長野と
岐阜県境の御嶽山噴火により甚大な被害が発生した
長野県木曽郡王滝村の現場に、無事任務を終えた
第1次派遣隊に続いての第2次派遣隊の発隊式で、
人命検索の活動等、任務遂行の無事を祈った。さて、

昨年度の予算執行と決算認定だが、当局に対する、
各委員から執行案件について質問が用意された。その例を

一般会計からご案内する。先ず予め質問書を提出していた
金子芳正委員と米山秀夫委員が問う疑問点を掲載する。

金子芳正委員

大規模地震対策等経費について
①S56年6月以前の家屋の耐震化を推進する一方とあるが、
木造住宅耐震補強24年度は補強工事助成事業が一般分8件、
高齢者分8件となっているが、25年度は何件でいくらかかったか。

②災害時のトリアージ訓練を推進とあるが、このトリアージ、
今年静岡市で県内の医師看護師らが研修会で患者のトリアージを
市民に協力してもらう必要性を強調したと聞いていますが、
熱海では各医療機関と消防で連携訓練を行っているのか。

③現在はまだトリアージは法的位置づけが
明確ではないといわれています。したがって正確というか
確かなトリアージは医師によるのではと思うが、
大災害時に医師不足も心配されます。医師がいない場合では、
どのような考えを持っておられるか伺う。
(トリアージにおけるミスは後で問題になる心配があることから伺う。)

④実際問題として現在では看護師でもトリアージできるようだが、
医師不足を考えて、医療従事者やOB等を動員して
トリアージ訓練を町内会レベルにでやってみてはどうか。

米山秀夫委員
1.指定管理料導入施設の決算収支について
①指定管理料を支出している姫の沢公園、自然の家、起雲閣、
小山臨海公園4施設は、金額の多寡はあるがいずれも黒字になっている。
この支出残額の取扱いに公平性が欠けていないか。
2.姫の沢公園と自然の家の決算状況について
①姫の沢公園と自然の家は、指定管理者の指定が別
々に議案上程されているが、決算になると一本化されている。
議会の議決を求める以上、決算を分けるべきではないか。
公営企業会計の予算・決算の議案も同様な事が言える。
検討の余地はないかお尋ねします。
3.指定管理者制度運用指針について(決算関連)
①運用指針P3利用料金制度と指定管理料の文中、一部を
地方公共団体からの支出金で残りを利用料金で賄うと表示しているが、
逆で誤りではないか。
②選定までの流れについて、起雲閣の手続きはどこまで完了しているのか。
③指定管理料(予算)の議決が脱落しているので運用指針の改正を求める。
4.補助金の見直しについて
①将来、人口減少による税収不足や公共施設の老朽化の問題等、
長期的な視野に立って解決しなければならない問題が山積しています。
これらの財源確保を考えると効率の悪い補助金はないか、
おかしな補助金はないか等、補助金の見直しについて
手をつけなければならない時期に来たと思いますが、当局の見解をお尋ねします

金子&米山委員

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top