熱海市の新市庁舎は市民の皆様のものです。(齊藤市長竣工式式辞)

熱海市の水道の守り神なっている名水神社(西山町)の春季例大祭が開催された。
小生、観光建設公営企業委員会委員の一人として神事に参加する。詳細は明日として、

今日も、熱海市第1庁舎・新消防庁舎合築竣工式での市長の式辞をご案内する。
この新庁舎、総工費16億2226万円。延べ床面積5700平方m。
鉄筋コンクリー4階建て。高さ15.5m。施工は、建設本体が、
大舘建設下田土建特定建設工事共同事業体が施工し、電気設備や機械設備等、
地元建設業関係者に工事が発注された。地元業者優先の工事に、

ー私は、熱海は過去に二度大きな成長期を迎えたと考えています。
一度目は、明治の中頃から大正にかけてです。先ほど申し上げた
熱海御用邸が完成したのと同時期に、

日本初の温泉を活用した療養施設「噏滊館(きゅうきかん)」、そして、
療養施設を利用する者に運動をさせる場として、梅園が作られました。

こういった、当時、時代の最先端をいっていた「先進性」や「科学性」に加え、
明治政府の要人をはじめ、政財界の要人、そして文人墨客がこぞって、
この熱海に別荘を構えました。このようなことから、
明治の中頃から大正にかけてが、熱海の黄金期であると思っています。

二度目は、昭和40年頃をピークとする高度経済成長期です。昭和9年の
丹那トンネル完成後、温泉保養地熱海は徐々に大衆化し、多くの国民が
訪れるようになりました。特に、新婚旅行、そして、社員旅行のメッカとして、
日本中から多くのお客様を迎え、熱海は再び大きく発展しました。

そして今、熱海は「第三の成長期」を作る時に来ていると考えます。
これまでの長い、価値ある歴史を踏まえながら、熱海を新しく生まれ変わらせる。

「新生(リニューアル)熱海」という言葉に、私はそういった思いを込めています。

そして、今、皆様の目の前に見える、本日竣工した新庁舎が
「新生熱海」のシンボルとなることを望んでいます。

◯新庁舎には三つのコンセプトがあります。

一つ目は「安全・安心の拠点」です。

新庁舎は消防庁舎と合築し、市民そして観光客にとっての
安全・安心を支える重要な拠点となります。国の基準の1.5倍の
耐震性能を有するとともに、最新鋭の高機能消防指令システムを整備することにより、
迅速・的確な出動体制が可能となります。

◯二つ目は「経済性の高さ」です。

システム建築の採用などにより、建設コストの大幅な削減が可能となりました。
このことにより、市内中学校の耐震化を同時期に進めることが出来ました。

◯三つ目は「使い勝手の良さ」です。

戸籍・保険年金・税務などの窓口業務を一階に集中させました。
ワンフロアサービスを実現させることにより、
市民の皆様にとって利用しやすい庁舎となります。
市庁舎は市民の皆様のものであります

☆市職員は市民の皆様に付託された業務を行う場として、
市庁舎を使わせていただいております。4月14日には、一足早く
新消防庁舎が、そのあと、5月7日には第1庁舎での業務がスタートいたします。

5月7日、来庁される市民の皆様を暖かくお迎えし、業務開始後、
「市民のための良い庁舎が出来たね」と言われるよう、
市長として、今後、最大限努力をしてまいりたいと思います。

最後になりましたが、これまで、新庁舎の建設にご支援・ご協力を賜りました
全ての皆様に感謝を申し上げ、私からの式辞とさせていただきますー

平成26年4月10日 熱海市長 齊 藤  栄

合同写真

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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