各種イベントと雑踏警備士について(平石啓三郎関東警備保障代表に聞く)

昨日、市内在住のとある芸妓さんと警備会社社長を控室で引き合わせた。
ー警備会社に知り合いがいたら紹介して欲しいー。親睦旅行の帰路、
携帯に届いたその内容は、ー雑踏警備士の試験を受けたいーだった。えっ、

初めて耳にする雑踏警備士。聞けば、屋外イベントや祭り会場やその周辺での
案内や誘導などを行う警備業務のことだった。この芸妓さん、時々、

都内のLIVEイベント会場において主催者側の警備関係者に依頼されて、
人員整理等に携わっているといい、できれば、雑踏警備士資格試験の
受験等について専門家のアドバイスを聞きたいということで、正に、

うってつけの人物、平石啓三郎氏(関東警備保障社長)に即、電話を入れ、
昨日の控室での対面となった。説明では、誰でも取得できるという、
簡単な資格ではなく、警備会社在籍年数などが求められ、雑踏警備は、
警備業法第二条の第二号に規定されている業務であり、難関を突破するのは
非常に難しいと、事例やテキストをもとに説明して頂いた。

平成13年に起きた明石花火大会歩道橋事故をキッカケに、
平成17年に警備業法と国家公安委員会規則が改正され、これまでの
常駐警備、交通誘導警備等警備業務検定に雑踏警備が新設されたという。

難しくても受験資格を先ず取得して、挑戦したいとの決意は固く、
平石氏は持参した参考書をプレゼントして、芸妓さんを励ました。さて、
熱海の文化として称えられる芸妓の仕事も数も年々減少しており、
雑踏警備士に活路を求める一つの姿勢を真摯に受け止めなければならない。

熱海市や関係観光諸団体が主催する海上花火大会は万単位で人が密集する。
その他、梅まつりやビール祭り、日曜市等の各イベントには、
雑踏警備士を抱える警備会社に依頼することが義務づけられることになる。

平石氏と加藤則夫氏

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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