ぴこ山ぴこ蔵氏の「日本ストーリーデザイン大賞」選考会総評

新年を迎えるにあたり何年ぶりかでブログを刷新したら、例えは悪いのですが
何だか、頑固な便秘がいっぺんに治ったような
スッキリとした爽快な気分になりました。ただ、画面構成上の試行錯誤は続くと想います。
また、スマホとの連携などで公開していきたいのが、

「一般社団法人・日本ストーリーデザイン協会」が尚美学園大学と
共同企画している熱海駅前周辺活性化プロジェクトや
熱海発のミネラルウオーター「丹那湧水」等を通して、これまでになかった
全く新しいスタイルの熱海興しプラン等の情報です。で、ブログ体裁変更を早速、

高橋弘会長(万葉倶楽部)から指摘されました。ということで、明日は、
万葉倶楽部本社にお邪魔して、来年に向けて進行している
1月24日の謝恩会(箱根・天成園)や小田原駅西口での
”大型プロジェクト計画”についての全容などの説明を受けつつ、
英気とカリスマパワーと、よき薫陶を受けてくる予定です。さて今日は、
今月の20日に熱海「起雲閣」にて

第1回 日本ストーリーデザイン大賞の審査会が開催されましたが、審査員のお一人
ぴこ山ぴこ蔵氏から総評が届きましたので報告致します。


いやー、面白かったです(^^

果たしてぴこ蔵塾生から受賞者は現れるのか?!

応募された方はドキドキされていると思いますが(^^
大いに盛り上がりました審査の結果は
1月中に発表されますのでどうぞお楽しみに!

それにしても、
こういうコンテストへの応募作品を見ていていつも思うのは、
募集要綱に含まれる「制約」をどう解釈するか、ということです。

賞が取れる取れないというのは
作品の質の良し悪しだけでは決まらないんですねえ。

賞に応募するということは
主催者の要求にきっちり応えるということでもあるんです。

例えば、ミステリーの賞なのに
ファンタジーやSFを書いて出しても論外です。

いくら面白かったとしても、ジャンル違いでは
まともに取り上げてもらえるはずがないですよね。

「応募要綱に明記していないのだからこれもいいはずだ」

などと強弁するのは応募者の姿勢としてすでに的外れです。
もし募集の制約が分かりにくい言葉で書かれていたとしても、
その賞が誰によって何を目的として募集されているのかを
応募者は正確に読み取らなければなりません。要求されてもいないことを書いて
「私の才能を見つけ出して欲しい」と言っても
それは無理です。甘えでしかありません。コンテストは才覚の『売り込み』です。
受賞だけを目的にしていてはいけません。それではあまりにももったいない。
応募することで誰かの目に触れて仕事になる場合も多いので
プロにとっては重要な『営業』の一環でもあります。コンテストは、いわば、
腕に覚えのあるハンターたちが
百戦錬磨の経験値と冷静な計算力を武器に
本気で獲物を狙いにくる「狩猟場」なのです。戦いの場に臨むのであれば
競合者を舐めてかかってはいけません。応募を明日につなげるためには
主催者が書いて欲しがっているテーマを予測し、
その理由や目的までリサーチすること。そして、主催者の要求を深く理解したうえで、
その予想を遥かに上回るサービスをすることが
プロアマ問わず勝ち残るポイントです。

まさに「書きたいことを書くな、読みたいことを書け」という大原則が
試されるわけですね。もちろん創作において
『自我の欲求に従って自分を表現したい』という衝動は
士気を維持するために無くてはならないものであります。
しかし、エゴイズムだけでは第1次審査さえ通らない、
というのもまた冷厳な事実です。なぜなら、職業としてのクリエイターの意義とは
『読者や観客を満足させる』ことにあるからです。
作者には楽しませる責任があるのです。
(その読者が賞の主催者であっても同じことです)プロとしての第一歩は、この「欲求と責任」の両方をにらみつつ、
その2つの価値観の間の綱引きを楽しめるようになることから始まります。

私がいつも「創作を楽しめ」と言う意味は、
ものづくりを楽しむことであるのと同時に
読者を喜ばせることを楽しむということなのです。

今日、あなたの書いた一文、あるいは描いた1コマは、
誰かの心に元気を届けてあげられたでしょうか?

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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