熱海「水口町」放火被災者を見舞う

新聞によれば、
熱海市内で放火事件があったのは、
一昨日の深夜、
つまり、21日午前0時05分頃だった。
現場は「JR来宮駅」から目と鼻の先に位置する
住宅密集地だったが、先ず持って、
ケガ人が無かったことだけでも不幸中の幸いである。
小生、火災発生時には、
熱海市議会「観光福祉委員会」の行政視察2日目でもあり、
大分県別府市内のホテルで
TVを点けっ放しにしてウトウトしていた。
この事件、身内からも電話連絡は受けていたものの、
詳しいことは、
翌日熱海に戻ってから同僚議員が経営する、
喫茶店の地元紙で知ることとなったが、
このニュース、
確信的な放火とあってか全国版で流された。
今朝は、頃合いを見計らって、
被災者の方々のうち、
小生が唯一顔見知りの中華料理店さんをお見舞いする。
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後始末に追われる店主は、
憔悴し、不安の色を露わにして、被災した調度品搬出の手を休め、
焼けただれた2階に案内してくれたが、
天井は抜け落ち、
放水で水浸しとなった室内は無残な姿を晒しており、
外観からは想像できないほどの、
被害の大きさを知らされることとなった。
未だ、警察による
現場検証が続いていたようだ。
ただ、
犯人の逮捕によって、事件の背景を知ることとなったが、
一人暮らしの老女の被害妄想が引き起こした、
責任能力の欠如した独りよがりの事件とでもいうのか、
中華料理屋さんを始め、被害者の皆さんは、
日常生活をズタズタにされた挙句、想像以上の被害状況から推測して、
失われた時間と被害総額のWパンチで、
ストレスによる心の傷痕が深まっているようで、
火災は鎮火はしても、やり場のない憤怒の火種は燻ったままのようだ。
熱海市は被災者に対して、状況を把握したうえで、
こうした突発的、不可抗力の事件に遭遇した市民に対して、
たとえ一時的であっても、
援助の手を差し伸べる等対策を急ぐべきではないのだろうか。
同時に、引き金となった、
高齢者の独り暮らしの日常生活について、
鬱積したストレスやフラストレーションが暴発することのないように、
個人情報がどうたらと、逃げ口上を打たず、
町内会や民生委員の方々に働きかけ、
”心のケア”のシステム作りも急務ではないのかと、考えさせられた一日となった。
また「熱海市」では4月から”粗大ゴミ”の有料化を決めたが、
こうした火災事故に遭遇した、
被災者の搬出する調度品等に対するマニュアルは出来ているのだろうか、
来週月曜日に担当部課に訊く予定である。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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