中国輸入ニンニク事情

雨上がりの土曜日、
絶好の散歩日和となった。
熱海市は、
海山問わず、
素晴らしい景観に恵まれており、
ウオーキング族を
陽気にさせる場所は多い。
散歩を終え、
中央町の事務所に入ると、
”某”タクシー会社の
嘱託運転手「T]さんが待っていた。
納税が遅れた事から発生した、
役所による、
差し押さえについての相談だった。
一方的な話だけを聞くわけにもいかず、
来週早々、
月曜日本会議の日に、
担当職員さんの名前を聞いた上で、
問題解決の
糸口を模索することで
お引取り頂いた。
ここにも、
熱海市の厳しい財政事情の一端を、
窺い知る事となった。
さて、
一昨日「大阪」での話に戻るが、
定宿の「グランドサウナ」から、
”なかおか珈琲”で
モーニングセットに、
サラダプラスで朝食を済ませ、
店長に
今朝も忙しいですね~などと、
お愛想を振りまき、
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南海なんば駅を抜け、
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日本橋の
「タックワールド」事務所に入ると、
少し遅れて、
小生の
「国会タイムズ」支局長時代からの親友、
宮崎文孝氏が、
堺市で
農業を営んでいる友人が、
有機栽培で生産したという、
泥のついた、
白菜や大根などを、
抱えきれないほど持ち込んできた。
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有機栽培野菜を持ち込んできたのは、
宮崎氏の友人で、
大阪を中心に全国展開し、
関東でもテレビCMが流れる、
ホームセンター「K]の役員から求められている、
「黒ニンニク」を
受け取りに来た序でに、
手土産として運んできたのである。
この日は、
要求する数を揃えられず、
後日改めて、
郵送することにする。
”地産地消”を前提に、
ニンニクを始め、
加工野菜で
農業振興を推進するため、
ここ3年半、
「発酵装置」導入や、
三重県松阪市の製造業者から、
「黒ニンニク」を仕入れ
ボランティアで
各地に散らばっている友人知人に配り
普及活動を展開してきた。
熱海市で、
ニンニクによる
農業振興を唱え、
「佐口農園」が
実践して作付けしたのもその一環だ。
ただ、
中国産のニンニクを仕入れ、
「黒ニンニク」を
製造販売している経営者には、
頭の痛い問題が持ち上がっている。
例の、
中国からの
「輸入餃子毒物混入」事件である。
中国製餃子薬物中毒事件問題は、
ただ単に、
中国産の
食の安全性が問われているだけでなく、
「輸入生にんにく」を始め、
日本向け食品や食材の輸出制限や
停止等に波及している。
中国の国家品質監督検査検疫総局が
各市省管轄検疫局に、
検査強化を徹底支持、
100項目以上残留農薬検査及び
農薬取り扱い等の一斉検査、
たとえ検査結果合格しても
出荷許可は一ヶ月以上先となり、
これは事実上の輸出停止であり、
”ニンニク”は一旦、
完全輸出停止となっている。
今後は、
100%の安全確認が証明できてからの
輸出再開となり
”長期化”となる可能性は否定できない。
こした「中国のニンニク事情」から、
市場を通しても出荷数量は制限され、
”黒ニンニク”販売に関しても、
当面の間品薄状態が続きそうである。
しかし、
ピンチの後にはチャンスありで、
熱海「佐口農園」では、
熱海産ニンニクが順調に育っており、
6月の収穫時期を待たずに、
先物買いが殺到しており、
”地産地消”を目標にした、
ニンニクで熱海の農業振興策が、
ズバリ、
功を奏した形となり、
佐口静男氏(佐口農園代表)の評価は高まっており、
今年度は、
出荷せずに”熱海サグチ種”として
自家製種で
作付面積を広げ、
目標である、
近隣スーパーやJAを通して出荷は、
再来年以降となりそうだが、
「黒ニンニク」に関しては、
外国産や日本産を問わず、
近隣の青果市場を通したニンニクを
自家製「発酵装置」で生産する予定だと、
昨日、
小生の事務所に立ち寄り、
自信の程を見せていた。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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